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真夜中の図書室

通訳案内士試験(仏語)合格までの記録と多言語読書の日々

日本語は日本語で

本の選択に困る時が結構あります。どんなものを次に読もうか?と。でも、近頃はそうした悩みが消え、一つの基準に沿って本を選ぶようになりました。

 

フランス語はまだよちよち歩きのため日本の小説やエッセイを主体にしたものを主にして選ぶことが多いですね。やはり文化背景や言葉のやり取りが別の言語であっても想像がつくものが読みやすいですし、ストレスもないです。おそらくこれから一年くらいはこうした基準で選んでいくことが多くなるでしょう。

 

他方中国語の場合は、日本のものではなく世界的ベストセラーの翻訳ものを中心に読むようにしてます。

 

多分あまり関心がないと思いますが、中国(上海)のベストセラートップ10を眺めると日本のそれとは大きく異なっていることに誰もが気が付きます。それは、海外文学や評論などといった作品が当たり前のように上位にランクインしているということ。それくらいあちらの方では目が外に向いているということでもありますし、逆に日本の場合いまだに又吉君の「火花」で小銭を得ようとするメディアがあったりでその視線の狭小さは否めないような気がします。

 

日本に居ればあらゆる情報を手にすることは可能なのに実際は物凄く狭い範囲での選択で迷っている人が多い。若い人の間では少しづつ変化があるのでしょうが、全体としてはまだまだな気がします。

 

実際に中国の若者と話をすると実によく相手国のことを調べ、知識があるのに対して私たちは一体どうなんだろうと思うことがよくあります。本というものをただの「商品」としてしかみなくなっている日本の現状がこんなところに表れているのかも知れません。世界はアメリカだけではないのです。そんなことを思います。