読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

真夜中の図書室

通訳案内士試験(仏語)合格までの記録と多言語読書の日々

人生分からないものです

情熱大陸」の見逃し配信を見ました。写真家の井上浩輝が主役。私も動物好きなので今回の内容には非常に満足且つ心惹かれるものがありました。

 

特に驚いたのは井上さんって学生時代には医学部目指していたんですが、幾度挑戦しても願いを果たせず、そして大学入学後は弁護士を目指し猛勉強。これまた芽が出ず、今の写真家での成功があるという真に不思議な人生の巡り合わせを経験されていらっしゃるということでしょうか。

 

一般的に社会的地位があるとされる医者や弁護士になったとしてもさて、それがその人にとって本当に天職であるかどうかは神のみぞ知るところです。逆に大きな挫折を経てきたとしても寝食を忘れて没頭出来るものに巡り合い、それでどうにかこうにかでも生活していける今現在があるというのは実はその人にとって見れば大成功なのかもしれません。他人基準よりも自分基準が結局は大事。

 

今もし、何かに何年も打ち込んでいて結果が出ないと悩んでいる人がいるならば、その人に言いたい、それはラッキーかも知れない、と。世の中は苦労を経てようやく得た成功談を特に重んじがちですが、長年にわたる失敗は自分があまりに物事に固執しすぎている狭量さを振り返るのによい機会だと思います。私も何年もかかって行政書士試験に合格し一度は登録開業をしては見ましたが、「違和感」がぬぐいきれず廃業をした経験があります。

 

その時に感じた「違和感」というのは一般的にある社会的な地位とか名誉とかいったものを得たいという自己肯定の欲求と自分が本来持ってる能力と心の内面にある理想との間の食い違いといったものにあたるのかなと思っています。

 

人には向き、不向きというものがあり、更には時代が目まぐるしく変遷する中であっても常に自分の立ち位置が確実なものとなる場所がどこかに必ず存在します。たまたま私にとっては学生時代から打ち込んでいた語学そのものであっただけです。世間的な格好を気にしていたらたぶん今頃はいろんなトラブルを抱えていたかもしれません。

 

人生は分からないものです。いろんな経験をし、そして選択をして今の自分があります。収入的にはものすごく大変になってしまいましたが、実際はそんなことは全然気にならずむしろ人生残りの時間でどこまで行けるだろう?という期待感と興奮でいっぱいの毎日を送っているところです。

 

老後が心配だから貯金、貯金…と守りに入る同世代が多数を占める中、私は常に現役であり続け、そして常に新しいことを吸収し続け、それを還元していく活動に今後従事していきたい。そんな考えを時々頭の中で巡らしながらの毎日が楽しくないなんていったらウソになりますよね。逆にもしかしたら病気や事故、怪我で思い通りの未来が来ないかも知れないこともあるかもしれません。それも人生だと割り切って楽しく過ごせることが一番健康的で人間らしい生活を送るための秘訣なのかななんて思う今日この頃です。