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真夜中の図書室

通訳案内士試験(仏語)合格までの記録と多言語読書の日々

ラジオ

車を運転しているとき、通常は音楽を聞くことが多いようですが、私の場合はなぜか中波ラジオいわゆるAMラジオを聞きながらの運転がほとんどです。

 

なぜFMではなくてAMなのかというと、AMラジオ放送の番組は本当にどの番組もいろんな人がその人なりの語彙で話してくれるので、ものすごい刺激が多いんです。この間は通常お年寄りがよく聞くような番組をかけて運転していたら、その中で「縁は異なもの味なもの」という言葉を久々に耳にしました。番組の流れからそうしたことわざが引用されたんですが、その時ふと私は「これって中国語でなんて言うんだろう??」と疑問がわいてきて家に帰るなり早速調べてみました。辞書的には『千里姻缘一线牵』となるみたいで、直訳すると‟遠く離れている人と人との縁も一本の線でつながっている”、というような感じのニュアンス。縁なんていうものはどんなところにいてもどこかでつながっているから出会いがあるんだってことなんですね。

 

外国語を勉強していると若い時は多分にそうだと思いますがはやりの表現を取り込み使いたがるものです。けれど、流行なんて字面の如く流れて行ってしまうものです。そうしたものを追いかけても時間が経てば古い!と言われるだけのもの。若い人のように外国語を学んでも仕方ありません。私たちは10年、20年いやそれ以上の年月を経ようとも深く母語の中に根を張り、息づいている言葉にこそ着目して身に着けていくべきなのです。

 

ラジオは言葉だけで勝負する世界。特にAMラジオはFMのように音楽でその隙間を埋めることがあまりないことからいろんな言葉への気づきや発見をもたらしてくれます。なんだかおっさん臭い習慣ですが、母語を大事にしない人がいくら外国語をやっても果たしてモノにすることなんて出来るんだろうか?とこの頃は思うことが多いです。