真夜中の図書室

通訳案内士試験(仏語)合格までの記録と多言語読書の日々

同時並行

同時に2か国語あるいはそれ以上の外国語学習を継続させるにはどうしたら一番良いのでしょう?

 

私が現在実践していることから少し見えてくることを書いてみます。

 

まず大事なのは外国語は一つだけ学習し続けることさえも困難であるのに、どうして2つ以上も同時にやる必要があるのか、この単純な問いかけに対して自分自身で明確な答えをもっているかどうかです。なんとなく好きだから、という理由を挙げる人が多くいると思いますが、なんとなくであるとある程度の域までは到達することは可能ではあるけれども、必ず大きな壁にぶつかり、それを乗り越えることが出来なくなってしまいます。

この具体例を挙げるとNHKの語学講座を何年もの間ずっと初級編のみ聴講するだけで精一杯であるような場合でしょう。なんとなくいつまでもだらだら…という感じです。

 

次に学習上で注意すべきなのは平等に接しないこと。平等というのは物量的、時間的に同じだけやるということを指します。「どの外国語もうまくなりたい!」と願うのは理解できます。しかし、外国語によっては重点を置くべき箇所が全く違っていることがほとんど。それをなぜか同じ量、時間をかけてやっていくのはどこかで齟齬を生じるのは目に見えています。もっと差別的に対峙していくのが長続きするコツです。

 

そして同時並行ではあっても必方ずしも毎日両者(或はそれ以上)に付き合う必要はなく一方はしばらく放っておき、母語である日本語との親和性の高い韓国語などはロシア語と同時にやる場合、しばらく放っておいてもそれほどレベルが一気に低下するなどということはありません。こうして外国語の特徴をきちんと捉えてつきあっていく。これは同時並行的に外国語学習を継続するには決して忘れてはならない大事なポイントです。

 

最後にやって欲しいことは試験を受けてみることです。試験は嫌なものですが、日程を固定化し、それに向かって逆算的に学習をコントロールすることは特に社会人にとっては大事な勉強の要素であり、その勉強の成果を試験の合否という基準ではなく、どの程度理解が深まっているか、どのくらい分かる(分からない)領域があるのかを確認するための必須の行為です。自分がどこにいて、どんな状態なのかを知らずにだらだらと続けていても仕方がありませんし、逆に自分の位置がどこなのかを知らずに学習を続けしっかりと力を養っていくことは根本的に不可能なことだと思います。

 

さて、いくつか同時並行的に2つ以上の外国語をやるコツを挙げてみましたがあくまでも私見でしかありません。これが絶対!なんていうことを言う人ほど大概口だけだったりしますから。大切なのは学習し続けている過程で自分自身がより良い方向へ変化していくことであって、何も多言語学習をやらなければならないなんてことはありません。所詮は好き好きですので。

 

まあ、気持ちを楽に、楽しいなぁ~と思えることが学習過程で幾度か訪れるような経験を持てるのが一番。嫌なことをやり続けていても人生面白くもなんともありませんので。

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