真夜中の図書室

通訳案内士試験(仏語)合格までの記録と多言語読書の日々

語彙数と辞書

外国語で本を読むと辞書を良く引く。とにかく引く。引くと必ず百均で購入した落書き帳にその表現や語彙を書きつける。ひたすらこの繰り返しが続いてます。ついこの間受検した中検ですけど、もしもこうした作業を日頃やっていなかったら結構書けなかった単語が多かっただろうなと容易に想像がつくくらいですから。

 

単語集を購入して語彙を増やすというのはありがちな方法です。本当の入門者とかいうレベルでしたらまずはとやかく言う前に語彙が一定数必要ですから市販の単語集はものすごく重宝しますね。学習がその後進んでくると市販の単語集よりもやはり本を読み自家製の単語集なりカードを蓄積していく方がしっくりくるような気がします。というのも単語集でよく挙げられる例文はいかにも「つくった」文章で、そこに血が流れてないのが感じられてしまい、うまく頭にはいってこないのです。

 

小説なりビジネス書なり自分の興味や関心のあるものから単語を拾っていくと小説であれば情景とともに語彙がくっついてくるので忘れにくい。そして何よりも文章が生きてる。

 

検定試験に受かればいいから、という姿勢で語学学習をされるのであれば単語集でも構わないと思います。なぜならその人が欲しいのは語学力そのものではなくて合格証という紙切れだから。そうなれば市販の単語集で十分間に合うでしょう。

 

単語集っていわば「レトルト食品」みたいなもの。便利だけとそればっかりだと飽きてしまいます。単語集も最後まできっちりやり切ることが出来ないのは自分の味を作りだせないから。所詮は画一的で無味乾燥な言葉の寄せ集めですからね。

 

本を読むのも、辞書を引くのも面倒臭い。手間がかかる。そうした手間が嫌だから市販のレトルト単語集に頼ってばかりだと栄養もきっちり摂れないし、そもそもまずい。そんなものばかりに頼ることなく自分自身の言葉を獲得するんだ!という意識を持てれば本当は物凄い飛躍が期待できると思うのですが、なかなかそういう風に捉えられず、簡単に済まそうとしてしまう今の風潮は少し先行きが怖いな…と思うところです。

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